住宅侵入被害は防犯設備を取り付けただけでは防げません。防犯意識の改革等がポイントです。侵入盗や強盗、詐欺などの手口を研究し、どの様にしたら犯罪から住宅や人を守る事が出来るのかを常に考え行動するものです。
家づくりを考えるときに、家の安全というのは一番重要な点といっても過言ではありません。快適な暮らしを作るお手伝いをすると同時に、防犯についても意識を高めていただき、犯罪に強い家づくりをお手伝いいたします。
犯罪につよい家とは?
安全な暮らしに対する防犯対策を考える多くの方々は、建物自体への対策強化が第一と捉えています。しかし、犯罪者が敷地に侵入し、逃走するまで、いつ入ったのか、どうやって身を隠したのか、どのようにして逃げたのかなどを踏まえたさまざまな対策を同時に考え、安心出来る空間設計をする必要があります。
『敷地に入らせない、建物に入らせない』環境設計が重要
1.≪境界対策≫ 敷地に入らせない:犯行を試みる者が、敷地に侵入しにくい環境づくり。
2.≪敷地対策≫建物に近づかせない:敷地に侵入されても、犯行場所まで行きにくい環境づくり。
3.≪建物対策≫建物の中に入れさせない:建物に侵入できない環境づくり。
住宅環境は、1軒ごとに異なります。それぞれの設計条件を整理した上で、防犯要素を盛り込んだ防犯環境プランニングが必要です。
【基本設計】条件整理 ⇒【防犯チェック】周辺環境・境界対策・敷地対策・建物対策⇔【実施設計】環境に応じて、必要性の高い防犯対策 ⇒【施工設計】
居住者の防犯に対する意識を高めるには、日頃から豊富な生活空間を提供している住宅設計者が、【防犯】というテーマを盛り込んだ提案活動のキーパーソンにならなければならないと考えております。
防犯環境診断士とは?
防犯環境診断士とは、NPO法人安全安心まちづくり研究会が各防犯対策や心理学の専門家等と協力し、平成24年から防犯環境診断士の養成と資格認定試験を行っている資格です。
これからの安全で安心なまちづくりを実現するために地域などと協力し、犯罪に強い家造りや地域づくりのアドバイスを行う専門家です。防犯に関する設計の技術や防犯設備の施工、維持や管理に関する知識や技術、関係法令に関しての知識を持っている人に与えられる民間資格になります。永和建設ではこの防犯環境診断士の知識と建築の知識を合わせて、犯罪に強い快適な暮らしをご提案させていただきます。